このブログはくは72の投資行動や考えについて淡々と綴るものです.過度な期待はしないでください.

新生銀行で運用相談をしてきました 実はPart 2-2

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前回(新生銀行で運用相談をしてきました 実はPart 2-1)に引き続き、2-2です!

続きの前にまさかの事実!



自分では「新生銀行で運用相談をしてきました 」を書いていたつもりだったのですが、記事一覧を探しても見当たらない・・・

何故じゃ~!どうしてじゃ~! と思っていたら、わかりました.

くは72、手書きで日記帳を付けてるんですが、そこに書いてました!書いたつもりでいました!申し訳ありません!
また、書きます!時系列としてはおかしくなったけど


銀行員とのやり取り

いきなり商品の話

銀行員(以下、新):どういった形で商品で運用を希望されていますか?
くは72(以下、く):(いきなり商品か・・・と思いつつ)平均して年4%のリターンを目標に、リスクは10%くらいまでは負え、長期で運用するのでコストは可能な限り低くしたいです.

新:(リスク許容度判定のアンケートで)運用歴があるとのことですが、具体的にどういった運用をされていたのですか?
く:(先にそれを聞くべきでしょ!)日本・先進国・新興国の株式・債券・REITのインデックスファンドを適当な割合で運用しています.(過去形で聞かれたが、敢えて現在進行形で返答)

新:では、インデックスファンド中心で運用ということでご案内してもよろしいでしょうか?
く:はい.今(自分が運用しているもの)よりいいインデックスファンドがあれば乗り換えを検討します.けど、インデックスファンドだけでは日々の面白みに欠けるのでコストが許容されれば、アクティブファンドも検討しようと思っています.何かいい日本株アクティブファンドはありますか?

日本株アクティブの話への誘導してみた

新:(HP上の新生銀行の取り扱いファンド一覧を見せつつ)日本株アクティブだと、店頭で取り扱っているのは3つになります.他のお客様からご支持を頂いているのが、こちらになりますね
く:へ~.似たような名前のファンドは聞いたことがありますけど、同じような商品ですか?成績もいいんですか?

新:そう(似たような名前と同じと)考えて頂いて問題ないです.成績は8月・9月の下落で6か月で見るとマイナスですけど、これはチャイナショックでみんな下がっているので気にしない方がいいです.1年で見るとリターンは10%以上もありますので希望以上かと思いますが如何ですか?
く:(そう考えて問題ないのか!)リターンは確かに希望以上ですけど、リスクはどれくらいですか?購入時手数料と信託報酬は?

新:(HPを見ながら)リスクは載ってませんね.手数料は載ってますよ.購入時手数料が3.20%と信託報酬が1.7820%ですね.
く:(思っていたより高くて驚きつつ)信託報酬高いですね~出せても1%かな.購入時手数料とか絶対払いたくないです!
リスクはモーニングスターとかで確認しろってことですね.(段々と話がかみ合わなくなってきてイライラ)


新:当行で取り扱っている日本株アクティブだとこれくらいの信託報酬はかかりますよ.ノーロードとなると(当行では)インデックスファンドくらいしかないですよ.
く:んじゃ、そのアクティブファンドとTOPIXを比較したグラフ出せます?


新:出せますよ.このようになってます.TOPIXと上回る成績を出してますね.如何です?
く:TOPIXは確かに上回ってますね.最初はTOPIX以上の成績を出してますけど、ある日を境くらいにしてTOPIXとほぼ同じような上下の動きしてますね.これじゃ、10分の1くらいの信託報酬で済むインデックスで十分じゃないですか?
どうしてもインデックファンド中心で運用しているとアクティブファンドのコストの気になってしまいますね.精々0.6%くらいまでですね


徐々に何でもいいから早く買ってほしい物言いに

新:それくらいだと、債券のインデックスファンドくらいしかありませんね.もしコストを気になさるのであればネット証券で購入されるのがいいと思います.
アクティブファンドの中にはインデックスを上回る成績の商品がいくつもあるので、それに賭けてみようと思うなら多少のコストは払う必要があると思います.リスクは負わないとリターンは得られないですよ.逆にコストを重視されるのならインデックスファンドで十分かと思います.

く:(もはや互いに時間の無駄な様子)そうなんですか~ではインデックスファンド中心の運用を今後も続けて行こうと思います.

では最後にあの4階建て投信について聞いておこう

く:最後にネット証券でも話題になっているこの投信、ここでも取り扱ってらっしゃいますけど、目論見書を読んでもよくわからないのですけどどういう商品なのですか?
新:これはすごく複雑な方法を用いて利益を生み出す商品です.仕組が分からないのであれば手を出さない方がいい商品です.それこそコストにこだわるお客様には向きません.
く:(説明が聞けなくて残念!)そうなんですか~じゃ、やめときます.


総評

ある程度の預金を安定して置いている、リスク許容度判定に回答している、証券会社からの振込の形跡があるなどの一定の条件を満たしている客に対しては定期的に営業を掛けてくるようです.
そして、面談した際の記録は結構細かく残されているのがわかりました.担当者が変わっても良くも悪くもきちんと引き継げるようになっています.

そして銀行員は我々のことを知り過ぎています.これは山崎元さんも指摘しています.(参考記事:第255回 「知っておきたい銀行との正しい付き合い方」
相手は営業のプロであることを自覚した上で、わかりやすい言葉を選択して、こちらが誤解を招くとまでは言えないようなギリギリの表現でプッシュしてきます.いや、知識がなかったら確実に誤解するか.
こちらが適した用語を使うとすぐに合わせてくるので"確信犯"です.(最初はコストと言ってたのに、途中から信託報酬と言うようになった)

新生銀行では投信を購入する方法は、店頭、ネット、電話の3種類あります.当然ですが、ネットバンキングではすべての商品が購入できます.他方、電話のみ又は店頭のみでしか購入できない商品は1つもありませんでした.
仮に新生銀行で投信を購入するのであれば、店頭で相談しネットバンキングで購入がマシな購入方法です.

個別の話です.ダメなFPの見分け方に使える質問「日本株アクティブ投信でオススメはあるか?」を聞き、あると回答するFPは駄目なFPだという話を聞いたので自分でも使ってみると、FPさんではないですが勧めてきました.ダメな銀行員ってことでいいですかね

コストを可能な限り抑えたいという希望と、リターン・リスクの希望にマッチするのはインデックスファンドをネット証券で買った方がいいとアドバイスしてくれたので、親切な銀行員だったと思っています.
ノルマなどにあるはずなのに、こんなことは決して言わないと思うので良心的かな・・・

今回は私の質問に銀行員が潰していこうとする方式でしたが、アクティブファンドとTOPIXの比較あたりから雲行きが怪しくなってきました.
そして、これくらいの信託報酬は払わないとリターンが得られないとまで・・・
最後のアルファ・カルテットの話は、なぜか止めておけとまで言われましたね.

結論、銀行窓口では投信は買ってはならない!
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