このブログはくは72の投資行動や考えについて淡々と綴るものです.過度な期待はしないでください.

『資産活用期』を迎える60歳からの投資入門 に参加しました

 0
熊本地震で被災された方々には心からお見舞い申し上げます.
被災者に対して失礼なことは除いて、今我々ができることを、邪魔にならない程度でまずは貢献いていきたいと思います.

さて、04月16日にセミナーに参加してきました.


セミナー概要

『資産活用期』を迎える60歳からの投資入門
時間 14:00~16:30  
会場 阪急ターミナルスクエア17F さつきの間
講師 中桐 啓貴さん(ガイア代表取締役社長)・中野 晴啓さん(セゾン投信社長)


中野社長の話

昨日は福井でセミナーだったため、福井から大阪に.昨日の福井は寒かったそうです.
お互い、10年前はまだまだ小さな会社だったが大きく育ってきたと実感している.

それはさておき、日銀からの明確なメッセージを受け取ってこれからの老後に向けての準備が必要.それは"デフレ脱却のためには手段を選ばないぞ"っていう気持ちでいないとダメだということ.
これまでは預貯金だけで何とかなっていたが、もうそれではダメで預貯金のままだと資産が実質は目減りするぞということを意識しないといけない.

ではどうするか、それを考えるのが今日の機会.
60代以降の自分の人生をどう満足いくようにするのかを考える.50代の人でも考えるのが大切である.
けど、これから新しい何かを習得するよりも、強みのあることを伸ばしていく方がいい.

50代で預貯金ゼロって人が結構いるんですが、そういう人はスーパー本気で頑張らないといけない.
かと言って、勝負に出てはダメ.短期投資はゼロ~マイナスサムで、みんなでパイを分け合っているようなもの.
誰かが得をしている裏では、誰かが損をしている.しかもその間を取り持っている証券会社に手数料を取られている.
それで資産を増やすことができる人もいるけど、大きく損をしたときに30代の人と違って取り返しがつかないので手を出さない方がいい.

そうではなくて、新たな富を生み出すものにお金を傾ける投資をする.
合理性・蓋然性を伴うものにお金を投じましょう

そして、さりげなく絵画投資については否定されておりました.


中桐社長からの話

退職金が振り込まれると銀行から勧められることの多い定期預金と投信のセットプラン.なぜこんな高金利が実現できるのか、具体例を持って説明し気を付けよう!
テーマ型の投信も、そのほとんどが設定時がピークでそれから回復することは滅多にない.テーマ型は避けた方がいい.

投資は自分の耐えられる範囲でのリスクを取って行うべきである.
たとえば、1,000万円投資するとして、どの程度までの損失に耐えられるか?100万円~500万円まで100万円刻みで選択肢を設けて質問.ほとんどが100~300万円に集中する.
しかしながら現在純資産残高トップ10(出典は失念)のほとんどがG-REIT.そのリスクを計算した場合は25%以上であり2標準偏差は50%を超える.その商品、本当にあなたに合ってますか?

スパゲッティー・チャートを見ながら、分散の重要性を説明.
どのアセットクラスが成績がいいかの傾向はない.単純に国内外の株式・債券に分散したアセット・アロケーションを比較した場合に、最高位を取ることもなければ最下位でもない.

投資している人は自分のアセット・アロケーションを整理してみましょう.そうすれば、自分がどれくらいのリスクを負っているのか、それに自分が耐えられるのか改め考えてみましょう.


質疑応答

Q.今年夫が退職して、キャンペーン定期預金で運用している.今後は投信や個人向け国債など考えているがどうか?
A.リスク許容度の範囲内であればいい.個人向け国債は最低利率もある、変動10年なら金利上昇にもある程度付いていけるので選択肢としてはありだと思う.

Q.インデックスとアクティブではインデックスがいいとの報告があるが、運用するならインデックスか?
A.米国ならそうかもしれないが、日本においてはまだアクティブにも余地があるのではないかと思っている.

Q.コツコツと長期投資しているが、いずれ人的資本が尽きて取り崩しになると思う.その時に暴落などが起こったらそれまで積み立ててきた分が意味をなさなくなるのでは?
A.その時点においては確かに評価損がでるかもしれない.しかしながら一気に解約するのではなく、定率や定額の取り崩しで残った分は運用に回した状態であれば、成長を享受できるのではないか?
関連記事

0 Comments

There are no comments yet.

Leave a reply