このブログはくは72の投資行動や考えについて淡々と綴るものです.過度な期待はしないでください.

桐谷広人さんの特別講演会に参加してきました

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02月12日の14時から、+YOU特別編 株主優待フェア特別講演会として桐谷広人さんの特別講演会が開催され参加してきました.

話を聞きながらのメモのため一部誤りなどあるかも知れませんが、ご了承ください.
あくまでも参考ということでお願いします.


日本の株主優待の変遷

現在は殆ど株主優待で生活しています.
株主優待は日本独自の習慣と思っている方がいるが、実はそうではない.日本ほどではないが海外にもある.
ただ、日本の株主優待が独自の進化を遂げたのは、バブルの崩壊が1つのきっかけになっていると私は考えている.


株主優待は個人投資家に有利な制度

現在上場企業が3,600社ほどあるが、この内株主優待を実施している企業が現在1,350社ほどある.バブルのことは200社ほどだった.
株主優待を嫌がる人たちが必ずいる.それは大株主、機関投資家や外国人投資家である.
こういう人たちは大量に株を持っているので、配当はそれに応じてもらえるが、優待はそうではないからです.

例えば1単元で配当2,000円、優待はQUOカード2,000円の銘柄を考えてみます.
個人は1単元くらいしか持っていないことが多いので、配当と優待で合計4,000円相当のお金を得られます.
これが大量に株式を保有してる株主の場合、配当は株数に応じてもらえますが、優待は大量に持っていてもそれに応じてもらえる訳ではないんです.上限が決められていて例えば1万円までとか.
権利落ちで配当と優待に相当する額の4,000円下がります.
個人は税金を考慮しないと損はしていませんが、大量に株を持っている人は配当以上に下落しています.

こういった点から株主優待制度は大口の投資家には嫌われてます.
株主優待制度は少額を投資する個人投資家に有利な制度なのです.額が小さいので沢山の銘柄に分散して投資することが大切です.

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優待銘柄の選び方

優待銘柄を選ぶときに四季報を参考にするといいのですが、そこには倒産しそうな会社も載っているのでそういうところには投資しては駄目です.
私は会社四季報を読まないのですが、そこには倒産しそうな会社のページもあるらしい(疑義注記のことでしょうか?)のでそれをご覧になってもいいでしょう.
あとは、個人投資家で株主優待に熱心な方のブログをご覧になるといいと思います.優待が好きな方の記事なので参考になると思います.
ただ注意してほしいのは、雑誌などの記事です.これは間違っていたり、(企業から)お金をもらって(好意的に)書いていたりするので注意が必要です.

昔は信用取引を活用して大きく儲けたことがあったが、その分損もした.そのため現在はやっていない.


これから優待株投資をする人へ

ネットで頑張って貯めた30万円を使って投資したいけどどうしたらいいかとホリエモンに相談していたのを見かけた.ホリエモンは冷たくて、それっぽっちじゃ足らないと冷たくあしらっていた.
私に聞いてくれれば20万円くらいで優待銘柄4~5社くらい買えて生活の足しにできたのになと思った.

日本人が投資をしないのは、民族性にあるのではないかと私は思っている.日本人は農耕民族なので種をまいて年に1回くらい収穫するような生活が合っているんでしょう.だから積極的に値上がり益を狙いに行く必要はないんでしょう.
他方、外国人は狩猟民族なので値上がりを狙う狩りのようなことが好きなんでしょうね.


質問コーナー

Q.1 株式投資は総額どのくらいしているのか?
A.1 現在評価額として約2億2千万円くらいです.様々な証券会社で投資しているので重複している銘柄があるが大体800社くらいの銘柄を保有している.


Q.2 株主向けの施設や工場見学には参加したことはありますか?
A.2 一度も行ったことはありません.忙しくて暇がない.それに朝が苦手なので参加できない.行ったことがある人の話では行ってよかったそうです.あと、総会には仕事で行ったことがあります.行けるなら皆さんは行った方がいい.


Q.3 優待が廃止された銘柄はどうするのか?(私が聞いた質問)
A.3 無くなると(株価が下がるので)大体の人は売りますが、私は株価が下がっても売ったことがない.損切りはしない方針.これはある程度の資金があるからできるのだろうと思う.塩漬けになってもいい、紙切れになってもいいと思っている.分散のお陰で大損はしていない.そして、(含み損がなくなるまで)株価が上がったら売却する.


Q.4 優待銘柄が値上がりしたら利益確定するのですか?また、目安などありますか?
A.4 目安はない.売っておいたらよかったなと思うタイミングは今まで何回もあった.優待内容が代替可能な銘柄(QUOカードなど)は場合によって売ることはある.しかし不可能なもの(自社製品など)は売らないことにしている.


Q.5 テレビで拝見すると何とかして株主優待を使い切ろうとしているように見えるが、例えば金券ショップなどで換金することはしないのか?
A.5 金券ショップで売ることはあります.20万円以上になると申告しないといけないので注意してください.ただ、もらった優待商品を換金するのは失礼かと思っているので原則しないようんしている.
ただ、スポーツクラブの優待の場合、遠くのスポーツクラブの優待券を売却して換金し、近くのクラブの会費に充てるようなことはしている.最近はSNSでバラされるので迂闊なことはできない.


Q.6 将棋連盟が株式会社となって優待を設けるとしたらどんなのがいいですか?
A.6 プロ棋士になるには養成機関に入る必要があり、結構お金が掛かる.そういうところをフォローしてくれればうれしい.


Q.7 優待株投資が将棋に役に立ったと思ったことはありますか?
A.7 将棋と同じで先を読むということは投資に重なる点がある.棋士で投資している人が多いのはそういうところもあるかも知れません.投資にもいい時と悪い時があるのですが悪いときにどれだけ耐えられるかというのも似ていると思う.


Q.8 配当性向や利回りを調べる情報源としておすすめはありますか?
A.8 ネットを使っている人なら、たくさんの証券会社に口座を持つこと.それぞれに証券会社特有のスクリーニング機能があるのでをれを利用している.後は配当株投資家のブログがおすすめです.
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