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「楽天証券で学ぶ個人型確定拠出年金 iDeCoの基礎を徹底解説! 」に参加しました

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楽天iDeCo

楽天証券が主催のiDeCoセミナーに参加してきました.

参加対象者は
  • これからiDeCo(個人型確定拠出年金)をはじめたい

  • 興味はあるけれどよく分からない
のようです.800名の定員に対して6割程度でしょうか席が埋まっていました.

講師
中野 晴啓 氏(セゾン投信代表取締役社長)
山中 伸枝 氏(確定拠出年金相談ねっと代表)
篠田 尚子 氏(楽天証券経済研究所ファンドアナリスト)


第1部 10:00-10:50

篠田 尚子さんによる資産形成の全体像とiDeCoの活用法についての説明がありました.
一番熱が入っていたのは、資産形成によるよくある勘違いについてでした.

保有金融資産のバランスはピラミッドをイメージして考える.
預貯金にてしっかりと土台形成をまずしっかりと形成する.
そして、投資性金融商品にも資金を投じる.
それでも余裕がまだあれば、FX、現物不動産やふるさと納税をさらに活用するのが本来のあるべき姿である.
にもかかわらず、実際は土台の預貯金も不十分なままいきなりジャンプアップしてFX、不動産投資やふるさと納税に走る人が多い.何度も何度も失敗して同じことを繰り返す人が後を絶たない.

そして、iDeCoの3つの税制メリットの説明.
  1. 拠出金がすべて所得控除

  2. 運用益非課税

  3. 受け取り時の税制優遇


特に所得控除と税額控除の違いの説明をしているときの周りは凍り付いていました.住宅ローン減税や配偶者控除などで馴染みのあるところかと思っていましたが現実は一般の人はそこすら危ういのか、これが現実なのかとかんじました.

運用益非課税の話で、元本保証型のみを選択した場合でも非課税メリットは享受できる.
しかし、得られる利息は国基連への手数料1ヶ月分で帳消しどころか逆ザヤになってしまう.そのため、やはりiDeCoは元本変動型で運用することは避けられない.資産形成のピラミッドの土台でしっかりと預金があるのだから、これでは勿体ない.


インデックス・アクティブ・バランスファンド.インデックスが正解でアクティブはインデックスに勝てないとは限らない.
楽天証券のラインナップはインデックスファンドとしては超低コストのものを、アクティブファンドは運用方針がしっかりしていて信託報酬も良心的なものを用意している.


第2部 10:58ー11:30

休憩を挟んだ後、講師3名でQ&Aセッション
参加申し込みなどで多かった質問に対して回答し、その後会場からの質問を受け付けた.

Q.NISAなどの他の口座との使い分けはどうすればいいか?

A.理屈としてはiDeCo⇒NISA⇒課税口座の順番となる.(篠田さん)

 順番は同じである.しかもすべて利用する必要があると私は考えます.(山中さん)

 全部できる人はこの順番であっている.iDeCoと(現行)NISAをフル活用すると12~3万円となる.これだけ毎月資産形成に回せる人は相当優秀な家計管理をしている.
 iDeCoの流動性を考えてiDeCoの額を減らすのも方法としてはありだと思う.(中野さん)

 あとは、ボリュームと時間.老後まで時間があると言って後回しになって遅れがちになる.老後までの時間は決まっているので早めに対応する方がいい(山中さん)
 時間を掛けるというのは大事.子育てのようにお金を育てる必要がある.成人するのは生まれてから20年後と決まっている.時々反抗期という暴落があるが、きちんと注いだ愛情を受けて立派な大人になる.(中野さん)


Q.毎月の掛け金はいくらに設定する方がいいですか?

A.まずは年金定期便で自分のもらえる年金がいくらなのかをしっかり把握する必要がある.そこから拠出額が足りるなら少なくてもいいかもしれない.(篠田さん)
 定期便は国からの警告書だと考えてください.この額しか払えないから足りない分は自分でしっかり備えてくださいというメッセージです.限度額まで利用しないと足りないと思います.(山中さん)
 年金は破たんすると言われて久しいがそんなことはない.
 今のままでは継続はできないのは明白.掛け金を引き上げる、支給額を引き下げる、支給開始年齢を引き上げるのどれかまたは全部をしてくる.それに向けて無理のない程度の額でした方がいい(中野さん)
 

Q.自身に万が一のことがあった場合はどうなる?

A.60歳まで引き出せないのは健康で生きていたらの場合で、年金同様死亡したとき、障害を負った場合は年金が支払われる.(篠田さん)
 熊本の地震の被災者の話だが、自己破産した人がいた.しかし、iDeCoは差し押さえられなかった(山中さん)
 

以降、会場より

Q.iDeCoと通常の退職金はiDeCoを先にもらった方がいいと聞いたが、どういったことか?

A.退職所得控除を複数回利用する場合、前回から4年以上空いていると再び使える.しかし、先ににiDeCoをもらうとその後利用しようとすると前回から14年以上空けないといけない.利用するのも、貰うのもiDeCoファースト!(山中さん)


Q.死亡一時金は元本が貰えるのか?

A.元本ではなく死亡時の残高です(山中さん)


Q.損しても続けることが大切とのことだが、スイッチングの考え方は?

A.そもそもの商品選びが大切.きちんとしたアセットアロケーションを組めてさえいれば下っていてもスイッチングの必要はない.
 変な商品を選んでいたらすぐに切った方がいい.機関投資家と個人投資家の違いは駄目な商品を買っていたことが分かったときに売却をすぐにできるかということ.機関投資家はそれが損であっても売ってしまうんです.個人投資家はついつい塩漬けにしたりナンピンしてみたりする.それが違い.なので駄目な商品を買っていたらすぐに売っちゃってください.(中野さん)


Q.他の運営管理機関から、iDeCoに加入しないかとの勧められている.楽天証券が他社に比べてここが優れていると誇れる点は何か?

A.iDeCoの商品数に制限を設けようかという議論もある.それを見越して厳選したものを提供している.
 信託報酬だけではなく、楽天証券独自の指標でも評価している.
 他の運営管理機関との差別化できるのは楽天証券の口座を保有していると同じIDでiDeCoの状況の確認やスイッチングもできる.通常は、iDeCo専用のHPとアカウントが与えられて確認と手続きをそこから行う必要がある.


感想

私はiDeCoに加入して数年経ちました.そして制度についても加入前には勿論、加入後もあれこれと参考書籍を読んだり、セミナーに参加したりしてレベルアップを図っていました.そういった人間から見ると、今回のセミナーは知識のない方には必要充分かつ分かりやすく説明されていたと感じました.
資産形成のピラミッドの考え方は、これまで投資したことがなかった方々にはしっかりと理解してほしい内容でした.
説明とトークセッションの時間配分がアンバランスで、質問を少ししか受けられなかったのが残念な印象でした.終了後、質問の列もできていた.
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