このブログはくは72の投資行動や考えについて淡々と綴るものです.過度な期待はしないでください.

今までで一番長い2時間30分

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07月19日に今まで体感した中で一番長い2時間半を過ごしました.
同じ時間でもあっという間に過ぎる時となかなか過ぎない時とあります.
今回はなかなか時間が過ぎない体験をしました.


祖母が急遽手術を受けることになりました

07月15日の夕方に転倒し大腿骨転子部を骨折したと報告を受けました.
セゾン投信10周年記念セミナーの帰り道で一報が入りました.

3連休初日であり,連休明けに手術するのかしないのかを決める必要があると説明を受け,本人と家族でどうするのか十分に話し合ってくださいと当直だった医師から説明されました.


大腿骨転子部骨折

高齢者が転倒し,大腿骨を骨折するのは珍しくない症例です.
治療については下記のHPやガイドラインを参照にしていただきたいと思います.

【浅見 和義】大腿骨骨折は、高齢者が寝たきりになるのを防ぐためにも、早期に手術して歩ける状態にすることが大切です。

大腿骨頚部・転子部骨折のガイドライン(PDF)


大雑把に言うと,こんな感じでしょうか.
・骨折が判明したらできるだけ早く手術しましょう.そして早期にリハビリ開始しましょう.
・手術しないと,寝たきりになってしまう可能性が高い.
 そうなると床ずれができたり,肺炎を起こしたりしやすくなる.だから可能なら手術しましょう.


家族会議

連休明けの07月18日に担当医から病状の説明と,手術するのか・しないのかを翌19日の朝までに決めてくださいと説明がありました.上述の通り,手術するとなれば早ければ早いほど回復が早いためです.

年齢89歳で,心疾患の病歴などがあります.それを考慮すると,手術する・しないのどちらを選択しても決して間違いではありませんでした.

本人は強い痛みを訴えていました.「痛みが取れるならどちらでもいい」というのが本人の意思でした.
家族では,「年齢を考えると大きなリスクを抱えてまで手術するのはかわいそうじゃないか」と言う意見,他方「痛みが取れるなら手術してあげたらいいのじゃないか」と言う意見と両方出ました.
意見が分かれるのは予想通りでした.どちらの意見も正しいから対立するのは予想していました.

そして,私の意見も聞かれます.聞いていると感情で議論がなされているので,家族でありつつも医療従事者としての意見を述べないとと思いました.私は「本人が拒否しないのであれば,手術してくれる病院があれば手術すべきだ」と伝えました.

最終的には「本人が明確に手術しない意思を示さない限りは手術しよう」となりました.
本人からも明確な手術拒否の意思は示されず,手術を選択することになりました.


地域連携室が受け入れ施設を探してくれる

手術することが決まればあとは時間との勝負です.早く手術をできればそれだけ回復が早いのでできるだけ早く手術する病院を探す必要がありました.
手術それ自体は難しいものではないものの,高齢で心疾患などの既往歴を抱えた患者に麻酔をかけてくれる麻酔科医やその患者の手術を引き受けてくれる医師の存在,術後のケアをできる看護体制のある病院を見つける必要がありました.

地域連携室の協力もあり,すぐに受け入れ施設が見つかり,手術を受けると伝えた当日に転院し,夕方に手術することが決定しました.


ここからが長い2時間半の始まり

私が務める職場でも同様の手術が週に何件も実施されています.そのため手術に掛かる時間の相場観はあるので手術が開始しても読書しつつ待っていました.

しかし,本の内容が頭に入って来ない・・・

家族が手術中なのに本を読むのは不謹慎ではと仰る方もいらっしゃいますが,手術室に入ってしまうとこちらはただ終わるのを待つのみです.

そして予定通りの2時間30分くらいで無事に手術が終わりました.術後の本人と対面し,意外と元気そうで家族一同胸を撫で下ろしました.


手術が終わってから

さて,クールぶって読書してた私も無事に手術が終わった安心感からか一気に疲労感に襲われました.

手術翌日からリハビリが開始になっていました.前日まで痛みで食欲が落ちていたにも関わらず,面会に行くとパクパクと食事を食べている姿を見て安心しました.

今回は良い結果で終わったものの,同じようなケースでも残念な結果になることもあります.
家族会議で出た「手術しない方が本人のために良かったのではないか」と思うようなケースもあります.
普段は医療従事者として患者家族の気持ちを汲み取りつつ仕事に取り組んでるつもりでいましたが,まだまだ足りないなというのを痛感させられたでき事でした.
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