このブログはくは72の投資行動や考えについて淡々と綴るものです.過度な期待はしないでください.

「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べin京都vol.21」に参加してきました

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コツコツ京都21

地元関西で開催されているもう1つのコツコツ,「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ in 京都」、通称「コツコツ京都」に参加してきました.
以前から参加制限が設けられおり年に1回の参加となり,今回から新たな制限事項も追加されました.
今回で通算7回目の参加でした.


コツコツ京都の紹介

主催者の方から今回10ヶ月ぶりの開催になった経緯,参加制限の追加の背景について説明がありました.
初心者の方でも開催ギリギリまで悩んでも参加できる環境を提供したいという明確なメッセージの表れだと感じました.
4月末に開催したコツコツ大阪の参加者にも制限がかかりました.
コツコツのイベントに投資上級者ばかりで埋め尽くされても意味がないですから,参加制限には一定の理解を示しております.
今回は諸々の事情にて京都に参加させていただくことができました.


コツコツ京都のスタイル

コツコツ京都では参加者を最初は座席指定しています.各テーブルにはコツコツ京都の主催者が依頼したオフィシャルサポーターが1名ずつ配置されており投資スタイルなどを含めた自己紹介から話が始まって行くように配慮されています.
コツコツ大阪でも同様のスタイルをしています.流石に40人を2人では管理しきれないので.


私のテーブルにて出た話

偶然にも私の座ったテーブルには前回のコツコツ大阪参加者がいました.前回のコツコツ大阪は開催時のちょっとしたトラブルにて受付時に誰がだれかなど記憶する暇もなく始まり,なぜか窮屈な座席配置(これは私の責任)になり身動きがあまり取れませんでした.少しお話が出来ました.
また,Twitterでは面識のあったけど初顔合わせのナディアさんにもお会いすることができました.

<W杯の采配の是非と投資家の反応>
W杯の日本対ポーランド戦での話です.後半10分間くらいパスの練習が繰り広げられた試合の是非について議論が出ました.
世間には無気力試合だとか,カウンター覚悟でも点を取りに行くべきだったなどネガティブな意見も散見されました.
私自身が選手の立場だったら失点覚悟で得点を取りに行きたいでしょうし,監督だったら予選敗退よりも決勝トーナメントへ進出する方を優先するのも理解できる.
全体の状況を見極めて,より確実な方を選んだ監督の作戦勝ちだったと思います.
実際に席にいた6名全員が監督の采配に理解を示していました.これは投資家ならではの判断なのでしょう.

<金融機関に勤めていると日常的にお金の話をするのか?>
金融機関に勤めていると,休憩中や家族とお金の話をそうじゃない人に比べてするのだろうかという話が出ました.
金融機関に勤めていない人からすると,普段からそういう話が出そうなイメージですが実際はそうでもないようです.
言われてみると朝から晩まで仕事に関する話をしているとしんどいでしょうね.私は医療機関に務めていますが,休憩時間にまで(緊急かつ重要な場合を覗いて)症例検討の話をされるとうんざりするかもしれません.


<配当込み指数と配当除く指数>
eMAXIS Slimの運用報告書が公開されたことにより積立商品を変更しようかどうしようか悩んでいる人の話です.ニッセイやたわらは配当込み指数を使い,eMAXIS Slimは配当除く指数を使っています.配当込み指数を使うと配当を考慮した上でのベンチマークとの連動性を検討できるものの,配当除く指数を使用すると企業からの配当分だけ上振れします.一見リターンがよく見えますが,インデックスファンドの運用としてはベンチマークから乖離は運用として失敗です.配当込みだろうが除くだろうが関係ないという意見も散見されますし,社内では配当込み指数で評価してますと宣っていた運用会社があるそうですが,如何せん不誠実だという話でした.話のレベルが高い!


<ここまで低コスト化すれば好き嫌いで選んでもいいのでは?>
上記の話から発展して,他が下げたから自分たちも下げるeMAXIS Slimより,運用効率の向上による受益者還元として信託報酬を下げる<購入・換金手数料なし>の方が好感が持てる.
他が下げたから下げるってことは,下げる体力があったにも関わらず他の方が高いからそれに合わせて高めにしておこうというのが垣間見えて何か嫌だという感情.
三菱UFJ国際投信には,「eMAXIS 無印」,「つみたてんとう」,「eMAXIS Slim」と信託報酬が3段階で用意されています.これもこれで不評でした.


<ハンディキャップのある方との会話>
聴力にハンディキャップがあり,筆談で言葉を交わす必要がある方も参加されていました.
普段は声でコミュニケーションをとるのに慣れていると,筆談でコミュニケーションを取ろうとすると単位時間あたりの情報量に大きな差が出てくることを改めて感じることができました.
その方は夫婦で投資をされており,一方は株式のみ,他方は株式と債券投資をしているそうです.横山さんの書籍をきっかけに積立投資を始めたそうですが夫婦で投資してリスクを取りすぎていないか心配でしたがきちんとリスク管理もできており安心した限りです.
職場ではハンディのある方と会話することが日常茶飯事ですが,オフの時間になるとツールが限られる分円滑なコミュニケーションをとることの難しさを実感しました.


<運用の詳しいことを知らなくても投資していい?>
こういったイベントに行くと詳しい人が多く,自身の保有している方商品がどのように運用されているのかわかっていないがいいのだろうかと不安になる方がいるそうです.
投資信託をいうツールを使って運用しているので,ある程度の知識さえ持っていれば株式投資のプロでもない人が詳しいことを知っていなくてもいいのではないでしょうか.
興味があって調べて詳しくなるのはレベルアップとしていいでしょうが,興味がないなら趣味を極める方が人生にプラスですし,信託報酬払ってるんだから任せたらいいのかなと思いました.


参考記事

主催者の開催報告
【京極・出町/京都】年金アドバイザーの毎日 「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べin京都vol.21」開催報告です。【京極・出町/京都】年金アドバイザーの毎日 「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べin京都vol.21」開催報告です。 
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