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セゾン投信 第12期運用報告会 in 大阪 に参加してきました!

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セゾン12期運用報告会

2019年02月16日 セゾン投信第12期運用報告会 in 大阪 に参加しましたので報告致します.
今回は,地元大阪から運用報告会が始まるのでちょっと嬉しい気分です.

プログラム

  • 開会のご案内
  • 第12期運用報告
  • 投資家から見たセゾンファンド
  • 「つみたてNISA」による社会インパクトとセゾン投信の役割
  • 質疑応答

開会のご案内

2007年03月から運用を開始し,2018年12月末現在で口座開設者数が14万人,純資産総額が2,238億円となった.2018年からはつみたてNISA制度が開始し,セゾン投信の両ファンドは制度の対象となっている.
制度開始以来,2万件のつみたてNISA口座の開設がありました.そして,新規の口座開設者の60%がつみたてNISAを利用している.
セゾン投信のファンドはTsumiki証券,SBI証券のiDeCoセレクトプランでも取り扱われるようなった.

第12期運用報告

運用報告は運用部長 兼 ポートフォリオマネージャーの瀬下さんからでした.
運用報告は第12期の市場全体の話から始まりました.

株式市場の概況,債券市場の概況,為替市場の概況を説明した後,セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド,セゾン資産形成の達人ファンドの期中の基準価額の推移,変動要因,費用明細,最近5年間の基準価額等の推移,運用経過と結果,分配金と今後の運用方針の順に説明がありました.

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドについては,期中の騰落率は-3.2%でした.その要因は,株式が米国以外下落,債券は日本を除いて下落し,為替が対ドル,対ユーロで円高となり基準価額が下落したからでした.
09月に全ての投資先ファンドをより低い手数料のシェアクラスへの移行をし,10月には米国株式に投資を行うアイルランド籍のファンドをより低い手数料の米国籍のファンドへと移行を実施しました.それに伴い年間の実質コストは0.65%となりました.次期は同じ状態が続くと仮定すれば0.60%になる見込みとのことでした.

今後も定められた投資比率に従い,各ファンドへの投資を行います.原則として新規の流入資金を利用し定率に沿うよう分散投資を行い,一定の乖離をした場合には売却と購入によるリバランスを実施します.

セゾン資産形成の達人ファンド
セゾン資産形成の達人ファンドにおいても,期中の騰落率は-3.8%でした.その要因は,株式市場の下落により多くの投資先ファンドが下落したほかに,為替市場でも円高が進行したことで基準価額が下落したからでした.
09月に一部のファンドをより低い信託報酬率が適用される同じ投資方針のファンドへと移行を実施しました.そのため実質コストは1.48%となりました.次期は1.43%になる見込みとのことでした.
達人ファンドに組み入れられているファンドにおいてはその期において市場平均を下回ることもあるがその期に下回ったからと言って投資対象から外すことはせず,きちんと方針通り運用されていることを確認できた場合は一定期間保有するスタイルで行っている.

今後も価値があるものを安く購入することが高い収益を獲得することに繋がり,価値を見極める能力と割高なものを保有しない規律を守ることが資産を失う可能性を減らすという認識の下で,長期的な視点での銘柄選択に特化したファンドへの分散投資を行い,株式への投資比率を行為に保っていく.
また,地域別の投資比率やファンドごとの投資比率は,より多くの投資機会を活用するために幅広く分散投資を行うことを基本とし,構造的な変化に対応した見直しを行いながら,短期間では市場の関心の移り変わりなどにより相対的に割高なものと割安なものが入れ替わっていくことを念頭に置いたうえで,一定の比率を維持していく.

受益者の運用成果(設定来)
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは基準価額上昇率:3.1%に対して,インベスターリターン:5.8%
セゾン資産形成の達人ファンドは基準価額の上昇率:6.3%に対して,インベスターリターン:12.1%

投資家から見たセゾンファンド

FCP代表でセゾン投信エグゼクティブアドバイザーの房前さんの話が2番目でした.
セゾン投信のアドバイザーであるものの,受益者に対して自分の投資行動に対してセゾン投信が合っているのか確認し,合っていなければやめた方がいいなど中立~受益者よりでセゾン投信の両ファンドの運用状況について解説してくれてます.

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドについては,MSCI AWCI(配当込)+Bloomberg Barclays 政府関連債指数の合成指数との比較,セゾン資産形成の達人ファンドもMSCI AWCI(配当込)との比較とそれぞれの解説がありました.
両ファンドともきちんと運用されていたものの,運用報告書から注目すべき点をピックアップして話がありました.

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは株式:債券=1:1のバランスファンドです.合成指数と比較した際の差異について詳しく話がありました.セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに投資しない方がいい人は,この差が許容できない人だとズバリ指摘していました.

セゾン資産形成の達人ファンド
セゾン資産形成の達人ファンドでは組み入れられている個別のファンドとそれぞれの指数とのリスク・リターンの差異について,設定来からの上昇・下落の区間の指数との動きの違いについて詳しく話がありました.こちらも1期間であっても許せない人,指数との差が許容できない人は投資しない方がいいと指摘していました.

「つみたてNISA」による社会インパクトとセゾン投信の役割

休憩を挟んで最後は中野社長による講演でした.
運用報告会は株主総会というくらい緊張感を持って臨んでいる.
お陰様でセゾン投信は外販を少し始めたものの依然として97%が直販経由の資金である.会社としてのフィロソフィーは大事にしつつ,環境の変化に応じて少しずつ変化している.しかし,フィロソフィーが揺らいでいると感じた場合はやめた方がいい.

セゾン投信は1人でも多くの人に長期の投資を続けて欲しい,そして多くの人に幸せになって欲しい.創業当時は「積立なんて・・・」と業界からバカにされていた.もちろん会社としては一括で多くのお金が入ってくる方がいいはそうだが,市場が大きく動いた時にやめてしまうのが勿体無い.市場に居続けることで得られたはずのリターンを市場の上昇・下落で行動した結果勝手にリターンを失っていく.マゼランファンドはその典型例だ.
つみたてNISAの開始で積立で長期投資が根付くことでインベスターリターンの効用に寄与すると期待している.

質疑応答

Q.セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの組み入れているファンドについて,バンガードには全世界に分散されていて1本で完結するファンドがあるにも関わらず,いくつものファンドに分けている理由は何か?
A.分けている理由はコストの面です.トータルで見ていて割高にならないようこのようにしている.(瀬下さん)

Q.セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの比率について,全世界の株式と債券の比率はいずれも時価総額にしているのか?
A.株式については時価総額の比率にしている.債券いついてはBarclays Capitalの債券の残存額面残高をベースにしている.意図は日米欧の平均的利回りを獲得する目的のためです.(瀬下さん)

Q.リタイア後の取り崩しについてお勧めの方法はあるか?
A.現役からリタイア世代になったことで投資を止めて債券などに全て移行するよう勧める人もいるが,投資は出来るだけ長く続けるべきだと思う.しかしながら,こうすればいいですよという回答は現時点ではない.(中野社長)

Q.一般NISAを利用しているが,非課税期間終了後のベストな方法は?
A.基本的にはロールオーバーしないこと.非課税制度は利益が出ていないとエグい制度なので利益が出ていたら課税口座に払い出すがのいいと考えている.(房前さん)

Q.セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとセゾン資産形成の達人ファンドを1:1で積み立てている.リバランスが大事だという話だったが,これらに比率についてもリバランスした方がいいか?
A.教科書的にはリバランスした方がいいと思います.以降は私見ではありますが,個人が運用する上でそれを等配分に戻すのは手間ではないかと思います.リバランスが面倒だと感じるのであればリバランスをしなくても債券を一部保有しているので過剰にリスクを取りすぎるということにはならないのかなと考えてます.(瀬下さん)

感想

今年もセゾン投信の受益者総会に参加することができました.投信ブロガーが選ぶFund of the Year2018のランキング上位から比べるとやや信託報酬では見劣りすることは否定できませんが,それでも依然として万人に最初に勧められる投信ではないかと考えています.
今回の会場は定員270名のところ大体230名は参加していたかと思います.開場前から列ができている盛況で開場後も前から順番に埋まっていました.
セゾン投信の存在価値とは何かを改めて考えるいい機会になりました.自分がなぜこの投信会社のファンドを購入し始めたのか,購入し続けているのはなぜかを振り返り,セゾン投信の成長を受益者として一緒に共有したいと思いました.

さて,会場で聞くのはちょっと・・・と思って運用報告会終了後,会場に残っていた瀬下さんにちょっと質問させていただきました.
Q.セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドについて.シェアクラスの移行は何らかのコストは生じたのか?アイルランド籍から米国籍になった際は,一旦売却から購入などの手続きになったのか?その場合,課税されたのか?
A.シェアクラスの移行に伴うコストは生じていません.主に事務手続きで作業が完了しています.そのため売却やそれに伴う課税などは発生していません.

昨年の参加記事

セゾン投信 第11期運用報告会@大阪 に参加してきました - 01.セゾン投信セゾン投信 第11期運用報告会@大阪 に参加してきました - 01.セゾン投信 
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