このブログはくは72の投資行動や考えについて淡々と綴るものです.過度な期待はしないでください.

「 ピクテ・スペシャル・ジャパン・ツアー2019」に参加しました

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2019年12月06日にピクテ投信投資顧問主催のセミナーに参加してきました.
2019年の投資関連セミナー納めにまりました.

プログラム・講師

セゾン投信と歩む 人生100年時代の旅 中野 晴啓 さん(セゾン投信株式会社 代表取締役社長)

育てる投資で差がつく,未来をつくる資産運用~将来としっかり向き合う資産運用術~ 萩野 琢英氏(ピクテ投信投資顧問株式会社 代表取締役社長)

セゾン投信と歩む 人生100年時代の旅

前半はセゾン投信の中野さんのパートでした.
日本の投資業界どうしの横のつながりは非常に薄い.直販でやっていた運用会社は創業当時体力の無さと販路拡大の利害の一致からつながりはあったがそれ以外とは薄かった.
ピクテ投資顧問の萩野さんとは投信協会の理事という共通点から今回のセミナー開催に至った.

セゾン投信・ピクテ投信投資顧問双方の共通認識として,これからの人生を見据えて一般生活者の投資(資産運用)をもっともっと浸透させる必要がある.
そうは言っても両社の運用哲学や理念は全く異なる.また,つみたてNISAやiDeCoなどの認知度が上がり世間的にインデックス投資が推奨されている風潮も一部であるが,市場での売買は色々な戦略でアクティブな投資による価格形成によってなされる.
世の中全てがインデックス運用ということは決してない.自身が納得できるアクティブなら是非仲間入りしてほしい.

セゾン投信はお陰様で2019年09月現在,お客さま口座数が14万人,運用資産総額が2,600億円を突破した.
しかしながら日本人の現預金残高はウナギのぼり.間も無く1,000兆円を突破する.
アメリカ人との金融資産の内訳の違いはよく指摘される.これを如何に動かすかとしてつみたてNISA制度の新設やiDeCoの拡充が為された.
特につみたてNISAでお題目のように言われている「長期投資」・「積立投資」はセゾン投信が創業当時から言い続けていること.やっと世間が追いついてきた.加えて「国際分散投資」もずっと言っている.
株式のパフォーマンスは日米で比較すると国際分散の重要性がわかる.
そして人生100年時代に入った現在大切なのは資産寿命の延長.就労期間の延長だけでなく,リタイア後も可能な限り運用を続けて計画的な取り崩しが必要なる.

育てる投資で差がつく,未来をつくる資産運用

後半はピクテの萩野さんのパートでした.
市場のサイクルと現在の位置について.ピーク(山)を超えて後退に差し掛かっていた.しかしながら金融緩和などで再びピークに戻った印象である.
しかしながら景気は今後鈍化していくとのこと.その中で如何に資産を守りながら増やすか
特に何故か時間を割いて話していたのが「金」についてでした.
金への投資をどう考えるか・・・そこで時間切れに

感想

今回は異色のコンビのコラボセミナーでした.セミナー中に感じたのは全然理念・運用哲学が違うなということでした.
セミナー中,セゾン投信の話でメモを取っている人はピクテ投信投資顧問の話の時は序盤こそメモを取っているものの後半の相場観についての話について全く関心を示していませんでした.
同様に,逆もありました.勿論,両方の話を熱心に聞いている方もいました.
セゾン投信は相場を予想することはせず積立投資を続けることが重要,ピクテ投信投資顧問はある程度過去のデータから考えられる相関関係からアセットアロケーションの入れ替えを推奨していました.
どちらが正解という訳ではないですし,どちらも投資としては正しい行為ですのでどちらの運用哲学や理念に納得できる方に投資すればいいと思いました.
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