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「IIJmio meeting 26 大阪」に参加しました

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MVNOのIIJmioが主催するIIJmio meeting 26 参加してきました.
今回は普段のモバイル関連中心のテーマよりも通信そのものについて焦点が当たっていました.

プログラム

  • IIJmio Updates 2019/10~2020/01
  • IIJmio公式Twitterの裏側に迫る!
  • IIJってMVNOだけの会社じゃないんです
  • プライベートLTEとパブリックLTEの相互運用

IIJmio Updates 2019/10~2020/01

このコーナーは前回~今回のIIJmio meetingの間にあったIIJmioに関する出来事を紹介するコーナーです.
  • 取扱機種追加
  • Fujitsu,SHARP,OPPO,ASUS,Huaweiのスマホ,ASUS,Appleのタブレット,ドコモのガラケーを取り扱うことになった.ガラケーではi-modeは使えず通話のみとなっている(ケータイプランの利用者向け).

  • ユニバーサルサービス料改定
  • 3円だったものが2020/01より2円へ.ユニバーサルサービス料は何のために使われているのかIIJmio meetingに参加するような方の多くは知っていましたが,一般的には知られないないかもしれません.気になる方は,スライドをご覧ください.

IIJmio公式Twitterの裏側に迫る!

元々はプロモーション用として期間限定で作成したIIJmioの公式アカウントが現在に至るまでの話,現在の運用についての話がありました.現在の運用は次の通りです.
  • プロモーション
  • 動作確認
  • その他
・プロモーション
IIJmioも世間からの認知,ユーザー獲得のため様々な方法で宣伝を行っています.私としては東京ドームのレフトスタンドにあるIIJmioの看板が印象的ですが,Twitterでも積極的にプロモーションを行っています.
基本的に私はフォロー&RTで当落がわかるキャンペーンは利用しないスタンスなのですが,結構好評とのこと.(すぱいくさんのキャンペーンで初めてやった)

・動作確認
私自身がIIJmioを使い続ける理由の1つがこの動作確認をしっかりと行っているところです.
MNOで端末の購入・契約をしていれば,その端末は使えるはずですし,トラブルが起こった際でもサポートセンターやショップで対応してもらえる可能性があります.
他方で,MVNOの場合はユーザーが利用する端末はMVNOで購入できるケースがあるもののユーザー自身が自前で入手した端末のケースも珍しくありません.特に問題になるのがOSのアップデートにて通信できなくなるトラブルです.
現代社会でスマホが突然通信できなくなるとかなり不便になります.
このように問題なく使えましたといアナウンスもあります.他方で,使えないのでアップデートしないようアナウンスすることもありました. これは結局MNO側の問題の可能性が高いようでMNO側でも同様の現象が起こっていたようです.特に新しいiPhone,iOSの発売・配信開始時は深夜に作業していることもあるそうです.ちなみに新しい端末は一般の客に混じってApple Storeに並んで社員の方が購入しているそうです.

・その他
最後はそれ以外の担当を担っている佐々木さんのパートでした.何度かトラブルで質問したことがありました.こちらの質問の程度から相手の理解度に応じて返答の仕方を変えているとのことでした.確かに時々他のユーザーへの回答を見ていると詳しい人にはとても詳しく,そうでない方にはそれなりに返答していました.
応答している時間帯は昼夜問わずであり,この仕事が好きだからこそできるのだなと思いました.

IIJってMVNOだけの会社じゃないんです

私自身,インターネットを利用してかなり間も無く四半世紀となる長老で,当時の利用していたISPはベッコアメでした.今はOCNですがIIJという会社はMVNOで初めて老舗だったことを知りました.
様々な部分で今のインターネットを影でも支えていることがわかりました.

プライベートLTEとパブリックLTEの相互運用

今回のこのテーマ,職場で近い将来直面する問題であるが故にとても関心を持っていました.
病院で医療従事者はPHSを持っているのを見かけると思います.あれは昔よく使われていたPHSで今は製造していません.しかし,機械はいずれ壊れます.代替機が手に入らなくなり院内のPHSも欠番が増えてきました.
そして,現在の通信機器を使用している我々にとってあのPHS端末は大変使いにくいものとなりました.
現在の通信規格では電波による医療機器への影響はほとんどありません.ペースメーカーを埋め込まれている人でもそうでない人と同じようにスマートフォンを使用しています.近い将来,院内のPHS設備のリプレースがあると思います.その時に院内の勝手にIT担当になっているので意見を言えるように知識は付けておきたかったのです.
本業でないのでわからないことも多かったですが,例えばちょっと古いiPhoneが院内のPHSの代替として使える可能性が十分にあり,壊れればSIMカードを入れ替えるだけで交換可能など将来性を感じました.

フリートーク

いつも参加特典でお菓子があります.これまではAndroidのコードネームがお菓子の名前だったのでそれに合わせてだったのが,Android 10 からはそれがなくなったためIIJmioとしても頭を悩ませているそうです.
今回はeSIMに合わせて,食べられる(eatable)SIMでした.
また,eSIM対応端末の利用ユーザー限定でしたがeSIM体験キャンペーンがあり当選したため私のiPhone 11 ProのeSIMに早速登録しました.ありがとうございます.

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大阪会場での質疑応答について拾えた部分だけご紹介します.
Q1.iPhoneでiOSをアップデートしたところ通信できなかった事例があった件の詳細を教えて欲しい.また,SIMカードは通常返却となっているが返却しなかった場合どうなるのか?
A1.iPhone 5s/iPhone 6/iPhone 6 Plus向けに提供されているiOS12.4.3でタイプAにおいて通信できなかった事例について当社で検証する前にユーザーからの報告を受けて発覚した.他社のMVNOでも同じ現象が起こっており,原因としてはキャリアプロファイルの影響だと我々は考えている.
SIMカードについてはキャリアの方から返却するよう言われているので我々としても返却してくださいとお伝えしています.1枚1枚返却する訳ではなく,一定の枚数が集まればその都度返却している.返却しなかったらキャリアから何か請求されている訳では現状ないのでIIJとしてもお客様には請求していない.ちなみにフルMVNOのSIMカードについては返却を求めていない.(IIJmio 佐々木さん)

Q2.一部キャンペーンを前倒しで終了した理由は何かあるのか?フレッツ光において最大通信速度10Gbpsに対応するメニューを追加するようだが何か影響はあるか?
A2.昨年09月の法改正に合わせて自分たちでキャンペーンを見直した結果である.総務省の趣旨というものを考えて整理した.フレッツ光の最大通信速度10Gbpsについては正式な話を聞いていないので話せる内容がないのが事実.ただ,現状1Gbpsのプランで出ている通信速度が単純に10倍になると話でもないと考えている.(IIJmio 佐々木さん)

Q3.海外トラベルSIMの価格が高止まりしているように感じるが見直す予定はあるのか?また,依然としてSIMカードがクレジットカードサイズで発行されるが理由があるのか?
A3.海外トラベルSIMについては手が回っていませんというのが正直な回答.SIMカードについてはデータを書き込む機械がそのサイズのためです.今後としてはどんどんとeSIMにシフトしていくと考えている.(IIJmio 佐々木さん)

Q4.通信のコストはどんどんと下がっているが,音声通話は安くならないのか?
A4.01/10に総務省の有識者会議のテーマがまさにそれでした.後日議事録が出るのでそれをご覧いただきたい.データ通信の方は接続料で決定されそれは法律で下げるよう決められている.他方,音声通話は卸料金で算定されておりこちらは法律で規定されている訳ではなく自由度が高く高止まりしている.今後の方針としては下がっていくと思う.(IIJmio 辻さん)

懇親会とイベントの感想

今回のIIJmio meetingはモバイルからちょっと広げて通信全体の話でした.個人的には興味のある内容が多かったので楽しめました.今回も懇親会ではIIJmioのスタッフと方達とお話していました.公式Twitterアカウントを利用が終われば必ずログアウトするように決められており誤爆しないよう細心の注意を払っているようです.また,端末の動作確認の苦労話も聞けました.お陰で安心してOSをアップデートして最新の状態で利用できているので助かっています.

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