このブログはくは72の投資行動や考えについて淡々と綴るものです.過度な期待はしないでください.

あなたの生活防衛資金はどれくらいですか?

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野球ではキャッチャーを扇の要と言われますが,投資において扇の要はやはり生活防衛資金ではないでしょうか.
ここ数ヶ月の相場環境の急激な変化で,生活防衛資金の重要性を身を以て体験したので文字に残しておこうと思います.

生活防衛資金のボリュームがまず最初に悩む

インデックスファンドを用いた積立投資でどの投資信託を積み立てるかと同じくらい(それ以上?)大事なのは生活防衛資金の確保です.

積立投資を始める前に悩むのが,どの程度の生活防衛資金を確保するかです.
明確な基準がないのでとても悩みます.特に給与所得者の場合は毎月安定した収入があり,生活防衛資金は生活費の数ヶ月分でいいという意見もあります.
他方で,リーマンショックなどを経験してきた投資家の中には生活費の数年分は必要と仰る方も少なくありません.
また,額で必要量を表現する方もいれば投資額と生活防衛資金との割合を維持するようにしている方もいます.

特に最近は相場環境が良かったためか,生活防衛資金は最小限にし出来るだけ多くのお金を投資に回さないと勿体ないという強気な発言も多く見られました.
しかし,現在のような状況になると不況にも比較的強いと言われる医療従事者であっても賞与が減ったり,給料が上がらなかったりと影響は避けられません.(外出の自粛で外来患者が激減するなど誰が予想したでしょうか)

たまたま普段より多かったのが良かった

私自身は投資方針書に於いて年収分相当の現金を保有するよう定めております.
ここで生活費ではなく年収に設定したのは,生活費よりも年収の方が自分にはわかりやすかっただけです.
昨年末の一般NISAを満期になり全売却した資金をまだ生活防衛資金を置いたままでした.これは,ルールより多い状態でした.このような資金も一気に投資することなく一旦プールして投資するよう定めているのでいまだに残ったままでした.

今回のコロナウイルスの感染拡大を起因とする大幅な急落で投資に回している資金の評価額が大きく低下しました.
運用成績の記事に報告していますが,私も漏れず大きな評価額の減少に見舞われました.
下落幅としては自身のリスク許容度の範囲内であり,特に心理的にどうこうというのはありませんでした.
人間なのでやはり毎日株価の大幅な下落のニュースを目の当たりにすると普段より気になってしまいます.
ただ,普段より多めにあった生活防衛資金が仕事に集中できる状況にあったのは間違いないです.

今回得た教訓

生活防衛資金は自分が想定しているよりもちょっと多いくらいが実は丁度いい.

私は生活防衛資金を額で設定しているので,今回の教訓を得て時間をかけてボリュームを増やそうと思います.
投資方針書では,「現職の年収相当分以上」と多い分には問題ない文言となっていたので変更はありません.積立額の変更もありません.

皆さんも生活防衛資金について今一度考えてみては如何でしょうか
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