このブログはくは72の投資行動や考えについて淡々と綴るものです.過度な期待はしないでください.

久々にリアル会場のセミナーに参加しました

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202010セゾンセミナー

2020年10月24日13時よりセゾン投信のリアル会場セミナーが大阪でも再開されましたので早速参加してきました.
大阪でリアル会場セミナーへの参加は2020年02月02日のFIWA設立記念講演会以来でかなりの久しぶりでした.
セゾン投信のセミナーの参加は2019年10月26日のバンガードとの共催セミナー以来,およそ1年ぶりでした.
新型コロナウィルス感染拡大防止のため会場の定員数88名に対し参加者数を30名に制限され普段は2〜3人座るテーブルに1人で座る配置になっていました.

「FIWA」設立記念セミナーin大阪に参加しました
「バンガードと今年も二人三脚でまいります!~ブレない!長期投資のすゝめ~in京都」に参加しました

オンラインのセミナーで中野会長の元気そうな姿拝見していました.やはり直接会うと感慨深いものがあります.

内容

  • 就任挨拶 セゾン投信2.0ビジョン
  • セゾン定期便を活用した生涯投資
  • LINEをはじめとした直販顧客のコミュニケーションのあり方
  • 質疑応答

就任挨拶 セゾン投信2.0ビジョン

2020年06月23日,社長として14年間セゾン投信の経営を担ってきた中野さんが代表取締役会長CEO、取締役だった園部さんが代表取締役社長COOに就任しました.
今回セゾン投信第二の創業期ともいうべき大きな節目を迎え,園部さんのことを知らない方に顔見せも兼ねてセゾン投信の進むべきビジョンについて直接お伝えします.

セゾン定期便を活用した生涯投資(中野会長)

2007年から営業を開始したセゾン投信.当時中野さんは43歳と若かった.振り返るとあっという間だった.
2020年02月に2つのファンドを合わせた運用総額が3000億円を超えた時があった.ここで1つの節目を感じた.
創業当時にアドバイザーの房前さんと運用総額が3000億円に到達する頃には受益者が10万人になっているだろうと話していたことを思い出した(実際は15万人).
さわかみ投信が1000億円を超えた14年前,3000億円を超えたこと新型コロナウイルスの感染拡大でこれまで休みなく全国を飛び回っていたのに突然週末は休みになって家にいる時間が多くなったこともあって燃え尽き症候群みたいな状態になった.
それと当時に以前から課題と言われていた後継者のことについても現役でいる間にバトンを渡していく試みを始めた.
中野さんは会長CEOだが隠居する気はさらさら無くまだまだ最前線で頑張るが,園部さんを社長COOとし現場の責任者として任せることにした.
創業目的の「生活者一人一人の経済的自立を促し,投信の本来の目的を果たす」ことは変わらない.
セゾングループには創業から8年間赤字が続いており,免許を取り上げられないためその都度助けていただいていた.グループ内でも肩身の狭い思いをしていたが,2014年に日本郵便が株主に加わってくれるようになってから風向きが変わった.
この3000億円の重みは非常に重い.世間にて一定の知名度を得た今,販路を拡大すれば運用総額を積み増すのは以前に比べて難しいことではないが流入してくるお金の質についてはやはりこだわっていきたい.
生涯軸で一緒に歩んでいける仕組み作りをして行きたいと思っている.
直販というスタイルで受益者と運用会社のつながりを大事にしつつ,受益者同士のコミュニティというのも非常に価値があり大事にしていきたい.
生涯軸でのお付き合いの仕組みの1つとして,積み上げた資産を取り崩していく仕組みは作った.次は個々に合わせたアドバイスをしていくサービスを始めていきたいと思っている.
運用会社として受益者にどのような付加価値を提供できるか.eMAXIS Slimを代表とするような低廉な信託報酬で商品を提供するのも1つの付加価値である.MUKAMには沢山の投信があり全体で利益を上げていけるかもしれないがセゾン投信は2つのファンドしか提供していないのでその方法は取れないし取らない.セゾン投信で長期投資していたよかったと思える別の付加価値を提供していきたい.

LINEをはじめとした直販顧客のコミュニケーションのあり方(園部社長)

2018年10月にセゾン投信に入社した.以前から中野さんとは飲み友達で職場が違うからこそ金融業界のあるべき姿などについて意気投合することも多かった.入社する2年前からスカウトされていたがずっと断っていた.理由は拠点を大阪に構えており東京にいくことに抵抗があった.また,中野さんとは飲み友達として仲良くはしていたが上司と部下との関係になるとそれができなくなるのが嫌だった.しかし,中野さんから世の中のためになることについてはどんどん喧嘩しようと言われたので入社することにした.

これまで中野さんが築き上げた理念・考え方は変えない.間違っていれば変えなければならないが正しいことなので変える必要はないと考えている.
既存の金融機関は投資の入り口には誘うがそれからは放ったらかしになっており手を出すときは営業をかける時になっているのが現状.セゾン投信はここもしっかりフォローしていきたい.

質疑応答

Q.今後の運用方針について教えて欲しい.
A.運用方針についてはこれまでと変わらず決められた投資方針に基づいて国際分散投資を続けていく.

Q.バンガードの日本撤退についてコメントがあればお願いします.
A.受益者の方が気にしているのはセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが運用できなるなるのではないということだと思う.セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドについてはもともと取引については日本法人を介さず取引していたので引き続き運用・提供される.しかしながら共催セミナーはなくなると考えられる.外資によるあることだが収益性がないと判断するとあっさり撤退する.

Q.日米のトップの交代が相場に与える影響は?
A.一時的に何かあるかもしれないが何も変わらないと思う.

Q.退職金の運用について.受益者になって間もないが退職金を一括で運用に回した方がいいのかそれとも積立がいいのか?
A.多い質問だが非常に大事な質問.合理性だけを考えれば一括だが,夜に安心して眠れるかどうかが最も大事.これまで投資したことがない人が日々に基準価額の値動きに対してどれくらい耐えられるかが大事.少しずつ相場の値動きに慣らしていきどこかのタイミングで大口での積立で少しずつ積み立てていくのがいいかと思う.
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